太鼓館 西園寺穂純
プライベートルーム

西園寺穂純の新居浜太鼓祭り回想録昭和56年特別(3)

 

 

八旛神社境内

 

 

●この時代、八旛宮入り後のお楽しみは全台揃った中でのチョイ挑発ごっこでした。喧嘩はしないことを了解の上、ほんのちょっとだけワアワア騒いで心の中で満足する、そんな程度です。でもこの年は少しだけ激しかった?

 

●この当時、挑発といってもかき夫や棒端は前進しようとしますが、棒上4人の指揮者は一応ではありますが声と指揮旗で「止まれ」「退け」のジェスチャーをしていました。さて、東に陣していた本郷は境内中心線付近まで出て西陣にいた澤津を挑発します。この年の本郷の指揮者も澤津への侵攻を真剣に止めていましたところ、本郷のかき夫の一人から「行きとないんけゃ?」との声が指揮者に発せられました。すると指揮者は手では「退け」のポーズをしながら「行きたいわや!」と返事をし場内大爆笑の微笑ましい一幕もありました。そんな指揮者の奮闘も空しく本郷は澤津に攻め込みましたが退きました。

 

 

 

 

●本郷が引いた後は澤津が中心線まで出てきて本郷を挑発します。予定通りではありますが先程の本郷の挑発が激しいものだったので澤津もかなり苛立っています。行くじゃ行かんじゃワアワア騒いでいると、ここで澤津の自治会長か運行責任者か知らないが偉い爺さんが登場して、かき夫に「(本郷に向かって行くことはワシが)絶対に許さん」と静止します。澤津のかき夫達が「我が儘勝手な振舞をする本郷やか許したらいかんかろが」と返すと、爺さん「それはワシが(本郷の責任者に)抗議に行く」と棒上で仁王立ち、何だかカッコ良かったです。

 

 

 

 

●爺さんの奮戦も空しく中心線を超えて本郷側に突入しています。が、程なく終了しました。

 

 

(020506新規上梓)
(020818
体裁変更)

太鼓館巻頭へ

3833

次へ