太鼓館 西園寺穂純
プライベートルーム

西園寺穂純の新居浜太鼓祭り回想録昭和38年特別(10)

 

 

境内楠崎対澤津

 

●八旛神社境内で山端をおちょくりに行っていた澤津に新しい挑戦者が…。そうです青房の楠崎が本殿前から勢い良く出て来ました。どうする澤津?

 

 

●澤津は瞬時に向きを変えて楠崎を迎え撃ちます。

 

 

●向き合っただけでこの両者での喧嘩はありませんでした。

 

●法被の色は青で、背文字は丸に楠でした。当時の少年たちの間ではこれをマルクスと称していました。楠崎には色違いで黒マルクス法被もあり、更に新田太鼓台には楠崎と同様のマルシン(丸に新田の新)法被もありました。

 

 

楠崎太鼓台の拡大写真

 

 

●上の正面からの写真を拡大してみました。ファンの方必見です。天幕が赤白青の碁盤模様です。重の旗が紫地に白抜きのものと日の丸の組合せです。房はお馴染みの青房です。布団締めは伝説を今に伝える超豪華スーパー布団締めで、この時点ですでに重の赤地が見えません。龍の凄い顔、凄い目ン玉です。

 

●上水引は一枚物の御殿物です。今と比べて幕の幅が狭いような気がします。図柄は現在の物とほぼ同一構成のようです。

 

 

●ちょっと角度を変えて左側から見てみますと、澤津に向って左の高欄幕に船の舳先と海女の姿が見て取れます。

 

 

●この太鼓台は布団締めが抜群でした。上水引と高欄幕がかなり古かったと記憶していますが、その古さも手伝ってか、布団締めと相まって全体の醸し出す雰囲気に何とも言えない凄さが備わっていた素晴らしい太鼓台でした。

 

 

(011008新規上梓)

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