太鼓館基礎研究 太鼓台別幕図柄幕配置3

新調宇高太鼓台

  宝珠龍尻尾 宝珠龍口許 剣龍剣の向き 宝珠 火炎
布団締め 巻き 右向き 金属 金属 赤撚
  向面(北面) 側面(西面) 正面(南面) 側面(東面)
上水引 天女の獅子遊び 陽明門(東照宮A) 神楽殿(東照宮A) 輪蔵殿(東照宮A)
高欄幕 紫宸殿 龍頭 飛龍 太平楽
御殿 4枚 禽獣 2枚 人物 2枚

(西園寺穂純は現物をこの目では見ていません。以下は現時点での西園寺穂純の感想です。後日、いろいろなものを参考にして書き直します。)

●幕構成は、先代を踏襲しながらも程良く独自性をも打ち出した構成になっています。人物もの2枚を新規投入し更なる優位性を誇示しますが、先代宇高名物ダブル飛龍が姿を消しました。

●神楽殿の幕には先々代にあった眠り猫も復活しています。陽明門は左陽明門ではなくなりました。天女の獅子遊びの図柄は本邦初お目見えではないかと思いますが、ハンゾーコーの獅子遊びを連想します。太平楽の図柄も初見ですが、欄干の構図などは覚えがあります。紫宸殿の幕は先代の重層御殿から置き換わっていますが、宇高の伝承では先代のそれも紫宸殿と伝えられていました。今回は風景画風です。

                                                      (251004新規上梓)

(ご参考)先代宇高太鼓台

  宝珠龍尻尾 宝珠龍口許 剣龍剣の向き 宝珠 火炎
布団締め 巻き 左向き 金属 金属 金属 金属 赤撚
  向面(北面) 側面(西面) 正面(南面) 側面(東面)
上水引 飛龍 陽明門(東照宮A) 神楽殿(東照宮A) 輪蔵殿(東照宮A)
高欄幕 重層御殿 龍頭 飛龍 仁政殿
御殿 5枚 禽獣 3枚 人物 0枚

●幕構成は、御殿もの5枚と禽獣もの3枚という豪華なラインナップになっています。御殿ものは上水引が日光東照宮の続き幕です。禽獣もの3枚のうち2枚が飛龍という金のかかる幕を複数有しています。配置では東面が御殿のみ、他の面は御殿と禽獣1枚ずつです。全体に御殿ものの端正な顔立ちを維持しながら、飛龍を前後に配す凄い構成になっています。過去には、今と違った配置をしていたこともあるようです。

●上水引は先代の幕(もともと一枚もの)を踏襲しているようです。先代の幕は、
 (向面)神楽殿←(西面)輪蔵殿←(正面)飛龍←(東面)陽明門
という絵的並びでした。今は、これをちょうど180度回転させたポジションになっています。また、先代の神楽殿の幕には眠り猫が居ましたが、今代の神楽殿の幕は獅子に置き換わっています。

                                                   

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