太鼓館 西園寺穂純
プライベートルーム

西園寺穂純の新居浜太鼓祭り回想録(34)

 

 

平成2716()17()18() 松山C長2年目

 

●今年も松山では大神輿総練が堀之内で開催される。本祭りとは1月もズレがあるが、祭季到来を告げる風物詩となっている。今年は口屋に加えて江口も登場し2台参加である。何と言っても太鼓台は1台だけでは魅力度が薄い。2台で所作をしてこそ太鼓台が持つ本来の美しさが発揮されようというものである。2台での棒合わせ、見たことのない松山人の悲鳴が歓声に変わる、どうだ参ったか。

 

●更に名門江口だ。あの舁きの妙技が松山で見られるのか。結果は少し残念、それどころか少しお行儀の悪い行動があったりして失望感さえあった。これは江口だけに問題があるのではなく、元々の所作経路が良く練られていないのが原因だと思う。有料スタンドの片側にしか太鼓台が顔を見せない計画ではお客さんも不満が残るだろう。

 

さて本祭りだが、今年はカレンダーの並びが良い。金曜日は仕事だから仕方ないが、土日の丸2日祭り見物ができる。またまた河川敷からの観戦になった。

 

●今年は完全統一ではなく、西部委と駅前委の2者が統一で、川東委が除け者にされている。何でも「阿島の存在を鬱陶しく思っている松神子と本郷が結託して阿島の属する川東委の太鼓台を寄せず各委もそれを承認した」とのネット評である。各会場を如何に盛り上げられるかが各委の腕の見せ所であるがお手並み拝見と参りましょう。

 

●河川敷には、前年喧嘩で欠場している松之木と松神子を除く9台の登場である。除車後、宇高を目がけて町が早速突っ込むが、宇高も応戦しかなり激しい。続いて本郷も宇高に行くが宇高は反応しない。特にこれといった見せ所はなく、澤津の放り上げだけが目立った。どうした運営委。

 

●この後、多喜浜駅前を観戦する予定だったが、急用が出来て帰松しなければならなくなった。カレンダーなど関係ないのである。

 

最終日の八旛神社宮入りには間に合った。文字通り八旛前から浮島路を東進し、町部落を目指す。途中、道が狭く運行進行に難儀するが、仕方ない。今年も弁財天公園には入らず、町自治会館で迎えることになる。自分は自治会館の敷地内から町太鼓台同様各太鼓台を迎えることとする。しかしこの自治会館には50年ほど前には良く世話になったものだ。何とも懐かしさがこみ上げてくる。さて、丁度自治会館をVの字に別れる道を、垣生の太鼓台は浮島を含め自治会館から見て右側に、高津の太鼓台は左側並ぶ。こうしてみると、元々の喧嘩相手も居るが、今は宇高だけが仲悪である。

 

●その宇高も揺すられながらも堂々の入場である。ところが、警官の姿もやたら多い。楠崎戦の時を思い出させる。太鼓台群は法泉寺からエビスセンター前に進行する段取りであるが、自治会館から法泉寺への間に飾り幕ファンお馴染みのミニギャラリーがある。最終日の楽しみの一つだ。法泉寺前を曲がるのに難儀している太鼓台が多くなった。将来もこの場所を運行できるのか心配する。

 

●本郷自治会館前で最後の花束贈呈がある。自転車店近くの道を鳥居方向に進み参道に揃えば太鼓台道中は終了と相成る。垣生の小道まで隙間なく踏破する珠玉の運行コースである。

 

●この後、面白いのは予想できたが、私は明日大仕事の準備のため、予定通り新居浜を後にした。

 

●以下はインターネット上に上がっていた画像観戦録であります。

 

●今年は新営太鼓台が1台あった。中萩校区旧萩生分の治良丸太鼓台であります。同自治会は子供太鼓台を保有し大人太鼓台は念願の初運行でありました。幕は借りものですがこれが寄せ集めながらオール高木の惚れ惚れするような幕オンパレードでした。平成28年もこれで運行するのならば絶対に目にしたいと思う。それにしても萩生だけで4台か。

 

●嬉しい出来事もあれば何とか悲しい出来事もあった。土居町秋祭り中日での出来事であります。野田太鼓台が無人の上組太鼓台に突っ込み、飾りは損傷するし後方の畑に落とされるしで、近年まれな寂寥感が漂った。野田の飾りは前代江口のもの、上組のそれは前代宇高のもの。この両太鼓台の飾りには幕マニアなら必ず知っている特徴的な共通点があった。両者とも陽明門の飾りを持っているが、図柄的に門を見る方向が他と逆になっているのである。私は左陽明門と称した。

 

●初日、八旛神社統一氏参りの画像では、無行動の宇高に対して、本郷がおちょくりに行っている。土居の祭りと同じような構図なのか。

 

●中日、多喜浜駅前舁き競べでは、本郷が優勝している。本郷の優勝は少なくともここ何年かでは記憶がない。きっと現実では画像に映っているより綺麗な所作が出来たのであろう。画像では、又野と澤津も上手かったと思う。又野は法被が揃っていなかったのだろう。

 

●楽日、宮入りでは、澤津が余裕の大放り上げを決めた。宇高には、町、本郷、浮島が持って行ったが、宇高は町しか相手にしない。相手にされない太鼓台の心中いかばかりか。帰途、東雲を山端が追いかける。垣生族は不調なのか、評判がよろしくない。

 

●川西では、一宮神社前で中須賀大江の横綱対決があった模様である。

 

●ここからは個人的感想であるが、川東の分裂開催は大失敗だったと思う。観客の少なさが如実にそれを物語っている。分裂なら分裂の経過を一般に詳細に示し、分裂ならば分裂ならではの趣向工夫が必要だろう。それでも今年喧嘩は無かったので、平成28年川東西部は8台祭りが出来る。氏参りから宮入りまで喧嘩なしで完了して欲しい。

 

2015

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