太鼓館 西正寺穂純
プライベートルーム
新居浜太鼓祭り回想録(22)

平成14年春 5月3日(金)

●今年も子供太鼓台を見に行こうと思います。昨年と同じように子供のスポーツ大会が新居浜で開催されていて、子供のチームを応援する傍ら、試合時間の合間を縫って太鼓台見物をしようと思います。

●去年は川西地区の一宮神社で数多くの写真を撮影することが出来て、ホームページも充実させることが出来ました。今年は是非とも、今までにほとんどお目にかかっていない上部の子供太鼓台をターゲットにしたいと思います。そして、アワ良くば、本日仮お披露目?の庄内太鼓台の様子を窺ってみたいと思います。

●子供達は先にバスで新居浜入りしています。後発の私は、去年の黄金週間の経験から、松山から新居浜方面へは国道11号線も高速道路も大混雑になると予想して今治廻りで出かけました。今治近辺でもそこそこ混んではいましたが比較的スムーズに、お昼頃には新居浜市内に入れました。

●スポーツ大会のメイン会場山根体育館で試合時間を確認した後、上部地区の統一行動場所を確認しに出かけ、庄内の会場がどこなのかを確認しようとした矢先、子供が急病になってしまい、山根体育館から病院まで直行と相成ってしまいました。時刻にして午後1時過ぎです。

●病院へ行く途中、喜光地のスーパー駐車場で太鼓の音がしました。子供太鼓台が7〜8台居たと思いますが、車の中から数秒間のみの観覧でした。あ〜何とも口惜しいですが、後部座席で子供が唸っています。仕方ないです。

●子供を病院で診てもらってから宿舎に届ける途中にわざわざ大回りをして庄内地区を通過してみました。上手く行けば庄内太鼓台のお披露目が一目でも見られるからです。この行動は見事に的中しました。神様が私を吸い寄せるかの如く、私たちの車は会場の前に差し掛かりました。遠くから天幕がチラリとだけ見えます。最も興奮する瞬間です。近づくと広場に燦然と輝く太鼓台が鎮座いたし、数多くの善男善女が太鼓台を取り囲み、この新営太鼓台の周辺には何とも言えない幸せ感が漂っていました。

●さあ、どうする西正寺穂純?子供をとるのか太鼓をとるのか?その時、道沿いの駐車スペースに止めてあった乗用車が1台出て行きました。何のためらいもなく代わりに私の車が止まりました。

●庄内太鼓台(ひょっとしたらまだ庄内太鼓台ではないのかも知れません)は、まだまだ金糸の輝きを保っていました。遠目には新品かと見間違うくらいです。嬉しいことに天幕図柄が赤青白の縞模様になっていました。このタイプの天幕は過去に新田(多喜浜)太鼓台がつけていたことがありますが、今では市内唯一図柄になります。愛着を込めてフランス天幕と呼びましょう。括りの巻きと幕の貫きは黄色でし、重の旗もオーソドックスな漢字の白抜きとなっていました。かなり綺麗な太鼓台でした。

●法被を着ている人は見当たりませんでしたが、ピンク色の鉢巻をした人が多く居ました。ピンクは購入元の長野太鼓台のシンボルカラーですが、庄内太鼓台もそれをそのまま踏襲するのでしょうか。それとも長野太鼓台の関係者が多く来られているのでしょうか。足回りはまだ川西仕様ではありませんでした。これから改造されるのでしょう。

●5分ほど会場に居ただけでしたが、半年ぶりの太鼓台そして初見の太鼓台は私の太鼓ごころをくすぐるには十分すぎました。この晩、今年の本祭りを想像してあれやこれやと夢が大きく広がりました。

●この日から太鼓ばか一族の皆さんのホームページには庄内の太鼓台の写真が多く掲載され、その中で何点かの発見がありました。ピンクの鉢巻をしていたのは長野太鼓台の皆さんであることと、庄内の太鼓台の指揮者手旗も貫きと同じ黄色であることが分かりました。また、川西の子供太鼓台で大江東須賀子供太鼓台は重の旗が両方とも大江の文字になっていました。そして、新須賀子供太鼓台は天幕が赤白市松に変更され親子供柄になりました。

                                  (140505    上梓)
                                  (140508記載事項追加)

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