太鼓館 西正寺穂純
プライベートルーム
新居浜太鼓祭り回想録(11)

平成4年 16(金)17(土)18(日)

●川西では最終日昭和通りで大江中須賀東町西町が衡突しました。

●研究の面ではこの年は西条を重点としました。西条は楽車が幅を利かせていますが、我がターゲットは楽車ではなく太鼓台です。西条の太鼓台は東部の飯積神社と西部の嘉母神社に出ます。10月10日に嘉母神社のある禎瑞地区を訪れました。太鼓台は新居浜スタイルですが少し小ぶりの中太鼓でした。全部で6台あり、八幡・中組・上組の3台は縫金糸で施されていましたが、高丸・難波・下組は縫金糸ではありませんでした。17日には飯積神社前に居ました。前日に大谷太鼓台に子供がひかれて死亡する痛ましい事故が発生しており、神社前の統一行動は7台でした。全7台が棒を接して差し上げをする「寄せ」の所作は見事という他ありませんでした。16日は西条神社前に居ました。西条には太鼓台ではないのですが太鼓台に良く似た山車が登場します。地元呼称ミコシの神輿楽車です。神輿楽車と太鼓台の決定的な違いは、前者には木製の大きな車がついており引き回し運行をする点です。舁くという基本動作の太鼓台とは異るので、棒は2本で比較的短いものです。他にも天幕が無いとか、下の幕が三角幕であるとかの相違点はありますが、四本柱の上に九重(西条では八丁と言います。)を頂き縫金糸の幕、龍の布団締めに括りから房とくれば見た目は太鼓台そのものです。幕の図柄も新居浜で見られるものと変りありませんでしたが、喜多濱楽車の三角幕に「九尾の狐」の幕がありました。こんな珍品を見つけるとなんだか嬉しくなってきました。

 

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